2018年入社

スキルシェアセンタ
学芸員

IWATA.R

出身地 千葉県
前職  大学展示室勤務

【経歴】
美術館・博物館などに興味があり、芸術学科にて美術・デザイン史などを学び、学芸員資格を取得。
イギリスの大学で博物館学修士課程をおさめる。
独立行政法人、大学の附置研究所の展示室勤務などを経て、2010年よりNTT技術史料館に派遣社員として勤務。社員登用制度にチャレンジして2018年4月社員として入社。

博物館という場で橋渡し役になりたい

写真:電話交換機

——アイピーエスへ入社するまでの経歴をお願いします

博物館という場で来館者と展示物の橋渡しの役をやりたいと思い、美術史と博物館学について学びました。前職では大学展示室に勤務しておりました。契約期間満了後、知り合いの縁を通じて、2010年NTT技術史料館で働き始めました。
一昨年、これまでの知識やNTT技術史料館での経験を活かし、さらに主体的に広い業務を行いたいと思い、社員登用制度を受け社員として働いています。

——実際に働き始めて、どのような印象でしたか

前職は小規模な職場で一人で行う作業が多かったのですが、NTT技術史料館は規模も大きく、スタッフやご来館の方など人と接する機会が一気に増えました。
アイピーエスで社員として働いて感じることは、社会の流れに対応して、業務の転換など大きな動きの中にある躍動感ある会社だということです。各部門の業務内容についての情報共有や、事業計画の説明の場が設定されたりなど、会社全体での一体感の醸成を行っていると感じます。
福利厚生も充実しており、親の介護が必要になった際でも安心して勤務できました。

学芸員として

——現在の業務内容について教えてください

私が勤務しているNTT技術史料館は、電電公社発足以降の半世紀を中心に、NTTグループの電気通信における技術開発の歴史的資産を系譜化し、集大成して様々な史料を展示しています。受託を受け、史料や建物の管理、一般公開の運営、イベント運営支援、問い合わせ対応を行っています。

2019年度からは、派遣社員も加わり、今まで自分一人で行ってきた業務について、業務内容を伝えて分担したり、判断をしたりとマネジメントの要素が加わりました。それまでは、自分が頑張ればいいや、という姿勢で考えがちだったのですが、チームとしてどのように動けばうまく業務が回るか、ということを考えるようになりました。

写真:電話機の前で

博物館は学校以外のワクワクするような学びの場

写真:佇む

——仕事のやりがいを教えてください

NTT技術史料館に展示されている史料は電気通信の幅広い分野にわたっていて、10年経った現在でも新たに学ぶことは多いです。今までにない問い合わせへの回答や企画実施にあたっては、NTT OBのボランティアの方々に教えていただいたり、ヒントとなる資料を紐解いたりしながら、幅広く日本の電気通信の歴史について知識を増やす努力をし対応しています。

OBボランティアの方々と協力した体験展示や、企画展示、イベントなどが成功し、スムーズな運営が行えたり、来館者増や満足度のアップにつながることはとても嬉しいことです。

博物館は学校以外の学びの場だと思っています。いわゆる「お勉強」ではなく、来館者が通信の歴史や技術を通じて、新しい驚きや喜びを感じていただき、⼼が揺れる瞬間を間近でみることができるのは、何よりも幸せに感じます。
また⾃⾝がこのような状態を作り出せる業務に携わり、活動できることに楽しみを感じます。

——今後の目標や夢がありましたら教えてください

史料館担当がチームとして、さらに業務を円滑に行えるようにしていくことです。この一年は、チームのまとめ役として仕事の範囲も増えました。
改善要望やミスなどに対しては、組織成長へのきっかけだと考え、マニュアル作成や業務フローの改善などを行うことで、前向きに取り組んでいます。

もう一つは既定のイベント、展示以外の提案を増やしていきたいと思っています。2020年度予定しているのは、研究所OBの技術開発の話を、ストーリー立てて映像に残すオーラルヒストリーのアーカイブ化というプロジェクトです。こちらは史料館で働き始めてからずっと温めてきた提案なので、今から楽しみにしています。
また、より多くの方に、先人の叡智の集合であるNTT技術史料館にご来館いただき、NTTの研究開発の歴史に触れていただきたいと思います。

(撮影協力:NTT技術史料館)

写真:トンネルを歩く

SCHEDULE

  • 9:00

    出社

    朝ミーティング(見学予約の確認)
    見学対応の内容について最終確認

  • 9:15

    業務開始

    館内設備の立ち上げ、史料の引取・貸出の進捗管理、報告資料の作成、展示更改の進捗管理・調整、印刷物の作成、その他付随業務

  • 12:00

    昼食

    社員食堂を利用したり、自席で済ませたりする
    月に2回、所内の生け花サークルに参加

  • 13:00

    業務再開

    午前の業務に加え、研究所・ATの担当者との週次の定例ミーティングで進捗報告・情報共有、取材対応サポートや問い合わせの対応など

  • 17:30 

    業務終了

    繁忙期は時間外業務が発生

写真:立ち姿

OFF HOURS

写真:キャンプ

体を動かす!

週末には近くの公園でゆっくりペースのジョギングしています。まとまった休みには、愛車でキャンプや軽登山をしたりもします。

写真:御蔵島

ドルフィンスイム

伊豆七島の御蔵島でドルフィンスイムをすることが夏の楽しみです。野生イルカとの出会いは毎回ドキドキします。(撮影:SHO HIRATSUKA)

NTT技術史料館について

  • 公式サイト >> http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/
  • アクセス
    東京都武蔵野市緑町3-9-11
    NTT武蔵野研究開発センタ内
    (JR三鷹駅バス15分 / 西武新宿線東伏見駅 徒歩15分)

  • 一般公開日:毎週木曜日・金曜日
    一般公開時間:13:00~17:00(予約不要)入館料:無料

    ※イベントやメンテナンス等で休館する場合もあります。
     来館前にホームページをご確認ください。


働く人たちの声VOICE